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 波の数だけ抱きしめて : レヴュー(MOVIE)

(Update:2006/03/14)
【公開】 1991年08月31日
<監督>馬場康夫 <原作・脚本>一色伸幸 (以上、敬称略)



〔あらすじ〕

1991年11月、東京の教会で行われた真理子の結婚式。
そこに、旧友の小杉、芹沢、裕子、吉岡の4人の仲間が集まった。
そして、式の帰り、小杉と芹沢の2人は車で、長柄のトンネルを抜けて、国道134号線を茅ヶ崎方面に向かう......。

1982年5月、学生時代最後の夏休みに、湘南じゅうに電波を飛ばそうとFM局の設立に意欲を燃やす、大学4年の4人・小杉正明(織田さん)・芹沢良明(阪田マサノブ)、高橋裕子(松下由樹)、田中真理子(中山美穂)。

そんな彼らにとって、真理子は必要不可欠の存在だった。
というのも、真理子は、バイト先のサーフショップを拠点にノンストップ・ミュージックのミニFM局Kiwiを運営していたからだ。
しかし、その真理子は、両親の住むL.A.の大学に編入しなければならない事情を抱えている。
そんな真理子は、小杉に引きとめてほしいと願っているが、シャイな小杉は『好きだ』の一言がナカナカ言えない。

ある日、若い広告マンの吉岡卓也(別所哲也)が4人の前に現れ、真理子に一目ぼれ、中継局作りに積極的に参加しはじめる。
そしてFM局Kiwiは、真理子へ熱い思いを寄せる2人の男・小杉と吉岡を軸として急速に伸びていく.....。

7年間ずーっと「好きだ」」と言えずに、とうとうL.A.に旅立とうとしている真理子に小杉は、気持ちを打ち明けようと決心。
「大事な話しがある」と真理子を呼び出すも、結局はトンチンカンなこと言ってしまう。
そんな2人の仲を取り持とうと芹沢と裕子は、試験放送を犠牲にして、小杉の「愛してる」という言葉を、電波に乗せ真理子に届けようとする。
しかし、失敗すれば吉岡がクビになるという代償もつく....。
悩んだ末に、小杉はマイクに向かう。
が、間一髪で真理子のクルマは長柄のトンネルに入り、その思いは伝えられなかった.....。


〔感想〕
この映画の舞台は、1980年代始めの湘南の海。
今でこそ、ミニFM放送局の数は多いですが当時は、正にポツリポツリと出始めた 'はしり'。
そんな旬な話を題材にした恋物語とでもいいましょうか.....。

中山美穂さんと織田さんの主要キャストに、別所哲也さん、阪田マサノブさん、そして松下由樹さんの3人が絡んでいきます。

また、映画のサントラ盤も、この映画の時代背景を語るには申し分のないBGMです。
TOTO(=トト)の♪ROSANNA(=ロザーナ)、Bertie Higgins(=バーティ・ヒギンズ)の♪CASABLANCA(=カサブランカ:←これは郷ひろみさんがカヴァーしましたのでご存知の方もいらっしゃるでしょう)、そして、James Taylor & J.D.Souther(=ジェイムス・テイラー&J.D.サウザー)の♪HER TOWN TOO(=憶い出の町)を始め、AORの王道の楽曲が並べられているのも心憎い!

ただ.....、洋楽の中に収録するには無理があるので仕方ないのでしょうが、松任谷由実さんの楽曲がサントラには入っておりませんことが、残念でもあると個人的には思います。
挿入曲としては、「心ほどいて」、「Valentine's RADIO」、「SWEET DREAMS」、そして「真冬のサーファー」の4曲だったと記憶しています。

正に時代を映すキーワードがココにはあります、「夏」「湘南」そして、「ミニFM局」。
そして、驚くほど(とは言っても当時は、正にこぉでした^^;)真っ黒に日焼けした中山さんやら、松下さん......。

織田さんも、煮え切らないといいましょうか、まぁ 'シャイ'な!役柄を演じていらっしゃいます。
雑誌かラジオでだったか、織田さんご自身も、自分で観ても「そこで、言えよ!」と、何度も何度も言ってしまうぐらい、観ている人をイライラさせる役だった、みたいなコメントを聞いたような、見たような記憶があります。

そぉいえば、中山さん演じる真理子がやる両手の人差し指と中指をクロスさせるような「願いが叶うおまじない」、っていうのもありましたね.....(笑)

また、蛇足ながら、この映画を実現したのは、「湘南ビーチFM」でした。

残念ながら、何故かこの作品はDVD化されておりません。
洋楽の権利あたりがネックなのか、どぉなのか....、是非ともDVD化して頂きたいものです。 皆さんはどんな感想をお持ちですか......。



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