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 エンジェル 僕の歌は君の歌 : レヴュー(MOVIE)

(UPDATE:2005/05/04)
【公開】 1992年11月07日
<監督>渡辺孝好 <原作・脚本>長谷川康夫 (以上、敬称略)



〔あらすじ〕
大川竜彦(織田さん)、かつては日本の屈指のラガーマンだったが、不祥事がもとでラグビーをやめ、現在は普通のサラリーマン。
5年間付き合った彼女・天野香織(和久井映見)と別れた翌日、竜彦は偶然、神係爽子(大地真央)という女性に出会う。

彼女の鞄の中には死んだばかりの大物政治家や人気タレントなどの写真、そしてそんな写真に混じって、なぜか香織の写真までが入っていた。
胸騒ぎを覚えたのもつかの間、人気タレントを始めとして爽子の鞄の中に入っていた人物が次々と死んでしまう。

竜彦は必死になって爽子を探しだす。
そして彼女が天使であること、香織が残り1週間の運命。
1週間後の7月7日午後7時に死亡する予定であることを聞き出した。
一週間で一生分、愛することは......。
不器用、口下手、一本気、誠実、そして、照れ屋、そんな竜彦。

香織は既に医師の石田(小木茂光)とつきあい始めていた。
そんな香織に悩みながらも会いにいく竜彦。
事態を香織に伝えたいのだが混乱させたくないと必死になる。
そんな竜彦の姿に何かを感じた香織は、再び熱い感情を抱き始めることに。

竜彦、香織、そして爽子はそれぞれの思いを胸にニュージーランドへ向かう。
そこは学生ラグビーの花形として活躍していた竜彦にとっての憧れの国であり、そして香織と2人で行く約束をした国でもあった。
そこで竜彦は香織についに真実を打ち明ける。
日本との時差の関係でその日に死ななかった香織は、竜彦とともにお互いにもっと生きていたいと強く願う。
今までの記憶を全く無くしてもいいのなら生きることができると言う爽子。
その言葉にしっかりと頷く竜彦。

そして、数カ月後......。
アンティークショップの前で、何知らぬ顔ですれ違う竜彦と香織。
突然降りだした雨を避け、そのアンティークショップの軒先に雨宿りする香織。
そして、道を挟んで竜彦が調子の悪いビートルのボンネットを開けて、雨宿りしている香織に視線を投げかける......。
お互いの視線が交差する。
また再び恋に落ちる予感が......。
そぉ、またイチから始まるのだ。
そんな2人を店内から見つめる年老いた爽子。
涙を流している、天使から人間になった爽子の姿が......。


〔感想〕
自分の別れた彼女が一週間の命と知り、竜彦は香織を助けようと必死に走り回る。
別れた直後ではあるものの、竜彦はまだ香織に気持ちが残っている。
しかもきっとイイ出会い方をして、イイ積み重ねをしてきているわけだから、余計に何かしたかった、自分に対しても納得いかなかったことだろう、きっと。

インタヴューで織田さんは、「自分のところに来る役は不器用な役ばかり。なかでも今回は、これまで以上に役の中に入っていくのが難しかった」と話されていました。
台本を読んでいるときの感触よりも、実際演技してみたときのほうが、ハイテンションで、そのハイな気分でガーンといくシーンが続けてあることを挙げていました。
どんなふうに色づけしたらいいのか、結構悩んだそうです。
何しろ、いきなり別れのシーン、そぉ起承転結ではなく、結から始まって、また起承転結というパターンであること。

それに加えて、織田さん演じる竜彦は、当初、目が死んでいる。
疲れたサラリーマンの典型から始まって、徐々にもとのイキイキした目つきに戻っていく設定も然りだそうです。

また、もし自身が竜彦と同じ立場だったら、やはり、やれるだけのことはやると思う、とも仰っていました。
ただ、実際そぉいぅ場面に出合って何をするかといったら、かなり難しい。
相手が何を望むかによっても行動は変わっていくと思うし、とも。
それに '相手のために何をしてあげられるか' というのは、ちょっと違うんじゃないかと。
人のために何かしている自分に酔うのはナルシストみたいで嫌だし、とも話していました。

今回の映画撮影で織田さんが印象に残ったシーンは、たくさんあるそうです。
病院での香織との会話のシーン、竜彦が愛車のビートルに話しかけるシーン、イーデン・パーク(ニュージーランドの競技場)で自分で実況中継しながら竜彦がラグビーボールを持って、競技場を走っていくシーンなどなど。

また大変だったシーンとして、勝鬨橋(かちどきばし)から川のなかに飛び込むシーンを挙げていました。
一応、安全対策はしてあったし、ケガもなかったそうですが、ただ予想外に水が硬くて、オシリを打って痛かったとか。
でもこれまでやったことがなかったので、おもしろかったけど、とも付け加えていました。

加えて、お酒がまったく飲めない役どころだったので、毒薬を飲むみたいな表情で飲んだり、ふーっと倒れそうになったりを演じるのは苦労されたみたいです。
なんせ、つい美味しそうな顔でグイグイ飲みそうで、とも^^;

心に残る竜彦の台詞が頭に浮かびます・・・
「おまえの目がどんなだったか、おまえがどんなふうに話したか、おまえと一緒のときの光がどんなだったか」などなど。
特にラストの部分は織田さんも大変気に入っているシーンだそうです。

また、元ラグビー選手の役で華麗なフットワークやパスさばきを披露しています。
小学校時代、ご本人はラグビーをされていますがナンセその頃は「ボール遊び」の延長だったみたいなので、撮影にあたりイロイロ教えてもらったそうで、その成果、存分に発揮されています。
ニュージーランドの国技とも言えるラグビー、そぅNZのナショナルチームの愛称で親しまれているオールブラックス。本場でのロケを敢行したんですね。 皆さんはどんな感想をお持ちですか・・・



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