卒業旅行 ニホンからきました : レヴュー(MOVIE)
(Update:2005/01/16)
【公開】 1993年09月04日
<監督>金子修介 <原作・脚本>一色伸幸 (以上、敬称略)
〔あらすじ〕
一浪はしたものの無事就職先も決まり、考古学マニアの靖男(織田さん)は卒業旅行に出発。
行き先は東南アジアにあるチトワン王国(古代遺跡の宝庫で、靖男は以前から憧れていた)。
しかし、このチトワン王国では空前のニホンブーム!
怪しげな日本人ブローカー(加賀丈史)にウマイ金儲け話をもちかけられ、タレント『イッパツ太郎』という名前で出すもの出すもの驚くぐらいになんでも売れてしまう。
派手な衣装に、大きな振り付きで歌い、踊りまくる『イッパツ太郎』。
いつまで待っても帰らない息子に業を煮やし、靖男の母親(水野久美)は靖男を連れ戻してくるよう恋人の令子(鶴田真由)に頼み、チトワン王国へ向かう令子。
イッパツ太郎は飛ぶ鳥を落とす勢いの挙句の果て、軍幹部の妹に求婚されてしまい、靖男はニホンに帰って就職することを選ぶのか、それとも、このままチトワンでアイドルでいるのか......。
大富豪の妹との結婚か、それとも令子との愛を選ぶのか・・・
〔感想〕
怪しげな日本語のプリントされたTシャツや看板などを見ると、どこかの国に似ています。
そぅ、ひと昔前の日本を風刺しているようで......。
ちょっとばかりの風刺も利かせたこの映画、とことん突き詰めた究極のコメディなのかもしれません。
この作品の前にTVでは「振り返れば奴がいる」がオンエアされましたが、加賀さんの演技力の広さには驚くばかりです。
ピンクレディーの歌や西城秀樹もカヴァーした「YMCA」なんかをお手手ふりふり、のりまくりで織田さんは歌っております。
キンキラの衣装やメイクなどなど、自分をかなぐり捨てているのかぁ?!とまで思わせる織田さんの演技力、集中力には脱帽です。
でも正直言って、私はソンナ織田さんを正視できないでおります(涙)。
どぅしても、コレ以降の一連の、あの、バッシングを思い出すに付け自分からナカナカ選んで観る作品にはなっておりません、残念ながら。
また蛇足ながら、相手役は、当初松雪泰子さんを予定されていたようでした。でも当時、芸能界を引退するとか、という話もあがっており、変更されたみたいです。
そして!!
この後、痛烈な織田さんバッシングが世間を騒がせます(思い出しても涙がでてしまいますが)。
手元に、金子修介監督の「演出ノート」なる数ページの資料がありますが、これがそもそもバッシングの始まりとなってしまいます。
タイトル「にっちもさっちも ブルドッグ!」というものです。
金子監督サイドからの話しか掲載されていないので公正な判断はできません。
が、やっぱりファンですもの、織田さんを信じますよね。
その後、会報で織田さんは「自分は間違っていないと思うし、弁解するつもりもない。だから信じて欲しい。それだけです」と、異例とも思えるコメントを掲載しました。
ヒゲとかも白くなってしまったぐらいの凄まじいストレスが降りかかってしまう結果になってしまった、ある種問題作といえるのでしょう、きっと。 皆さんはどんな感想をお持ちですか......。
|