実録犯罪史シリーズ 新説・三億円事件 : レヴュー(TV DRAMA)
(Update:2006/09/03)
【放送】 1991年12月27日
<演出>小田切正明 <脚本>岩間芳樹 (以上、敬称略)
〔あらすじ〕
日本史上始まって以来の巨額の現金強奪事件である三億円事件を具体的なデータと仮説で大胆に迫った作品。
1968年(昭和43年)12月10日 午前9時25分頃、当時の日本信託銀行・国分寺支店の現金輸送車が、年末賞与・2億9430万7500円を詰めた3個のジュラルミンケースを運ぶ途中、東京府中刑務所横で白バイ警官に変装した男に停車を命じられる。
言葉巧みに乗車していた行員達を車から離れさせ、輸送車を検分する仕草をみせた後、猛スピードで走り去った。これが、あの「3億円事件」である。
白バイ警官に変装していた犯人。警察は、この犯人の特定のため大捜査を開始する。
立川署少年課、氏家(伊東四朗)がマークしたのは、非行少年・大場誠(織田さん)。
そして、氏家以上に誠を疑ったのが、誠の父で白バイ警官・大場光弘(小林稔侍)だった。
苛々とした複雑怪奇な心情をもてあます誠は、車を盗もうとしたが、持ち主である謎の酒場のマスター(山崎努)に見つかってしまう。
マスターは誠を警察に突き出すこともなく、自分の昔を見ているようだと店に誘う。
そんな二人が、オヤジに思い知らせたい、世間をアッといわせてみたい、という理由で、三億円強奪を計画、そして実行に移したのだ。
警察の威信にかけ、初動捜査に取り掛かかる捜査一課長(高橋幸治)と、その部下達。
やがて、誠が犯人ではないかと疑い始めるものの、警察の家族ということで、なかなか手を出せずにいた。
もがきながらも家に戻る誠・・・ そんな自分の息子が犯人であることを知った父は、息子に心中を持ちかける。
〔感想〕
昭和の事件史中で最大のミステリーとされたことからか、三億円事件を扱った作品は、とても多く有ります。
TVドラマだけをみても、この織田さん主演の「新説・三億円事件」以前には、1975年(主演:沢田研二さん)、そして、このドラマ以降の2000年(主演・ビートたけしさん)が。
このドラマでも、とにもかくにも織田さんの目ヂカラに圧倒されます。
ドラマ「十九歳」もそぉでしたが、このあたりの年代が抱えやすいどうしようもない焦燥感、日々ただれゆく心情、そして肉親を遠巻きに眺める目が・・・
山崎努さんという素晴らしい役者さんと絡むことで、尚のこと見事に結実されているんだと思います。
また、個人的には捜査一課長を演じられた高橋幸治さんの演技にも唸りました。
人を惹きつけて止まない、なんともいえないオーラとでもいいましょうか・・・
このドラマで、織田さんはギャラクシー薦賞を受賞しました。 皆さんはどんな感想をお持ちですか......。
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